純愛恋桜

覚悟を決めた千秋は質問を開始する。


「今は何年何月ですか?」

「文久三年三月」


「此処はどこですか?」

「ここ・・・とは?
えー・・京の壬生で壬生浪士組の屯所だ」


「わかりました。」

「もうよいのか?」


あまりにも短い質問に近藤も一同も唖然としていた。


そして零が突然立ち上がり言った


「ここからは私に任せて!
 秋ちゃん!!」

「うん。」
(信じてるよ零・・・)



目を輝かせながら自信有りげの表情で
零は言い放った・・・。



「三月なら歴史に残るような出来事は特にありません!」


「「「「「  !!!!!!  」」」」」

一同またもや唖然!
副長が鬼の形相で零を見て言う

「おい! てめぇ俺たちを馬鹿にしていがんのか?」


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