純愛恋桜
零は、そんな状況下でも
不安そうに見上げるてくる千秋に
「大丈夫!」
と言わんばかりに笑いかけると
続ける
「今直ぐに、あなた達の未来は証明できないけれど
少し先の未来ならわかります。
それでも、それまであなた達が私達を
生かしていてくれる保証なんてない・・・・」
そこで少し言葉に詰まる零に
近藤は優しく「続けなさい」と言ってくれた
その言葉に安堵した零は覚悟を決め
目の前に座る副長を真っ直ぐと見つめた。
「私達はこの時代の未来を知っている
あなた達の未来を知っている。
もしも、それを証明できるまで生かしてくれて
本当に証明できたなら
この時代の未来を知る私達は
あなた達の約に立つでしょう。」
「フッ・・・・」
零の言葉を聞いて副長は
目を伏せて笑った。