純愛恋桜
その後、近藤たちに呼ばれ
二人は三馬鹿と別れ
近藤の部屋へと来ていた。
近藤、土方、山南の前に座らされ
今後自分たちがどうなってしまうのかと、不安にかられそうになりながら待っていると
近藤の重い口が開いた。
「えー、とりあえず
君たち二人は身の素性が分かるまで
この、壬生浪士組が預かることにした。
それで当面の間
君たちには観察をつけて此処に住んでもらうことになったのだが・・・」
と、近藤は言葉を詰まらせてしまった。
そんな近藤を見かねた土方が口を開く
「・・・ったく。
『働かざる者食うべからず』だ
お前ら炊事洗濯くらいできんだろ?
だからお前らには
観察付きで女中をやってもらうことになったからしっかり働けよ。」
「土方さん!」
土方がぶっきらぼうに言った後に
零が片手をあげる。