純愛恋桜


沢山のギャラリーの中心で二人は竹刀を構える。


「それでは、桜井さんよろしくお願いしますね?」

「・・・はい。」


ニコニコと笑いながら言う沖田に、零はさっきまでとは違う真剣な面持ちで答える



(桜井の奴・・・
竹刀持った途端、目つきが変わりやがったな。)


そんなことを思いながら
土方は二人の近くまで来て手合わせ開始の合図をする。



「では・・・
はじめぇぇぇ!!!!」



ザッッ!!!

「・・・っ!?」


土方の合図と同時に
零は沖田の懐へと入り込んだ。


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