純愛恋桜


道場に鳴り響いた竹刀の音と同時に、零の体は中へ浮き

転がるように倒れた。




「痛ぅぅ・・・っ!」

零が痛みに顔を歪めていると、その首に竹刀が向けられた。


見上げると、そこには満面の笑みの沖田が
「私の勝ちですね♪」


その光景に皆黙って息を飲んでいた



それを破るかのように、土方が声をあげた。

「勝者・・・沖田総司!!」



その声を聞き、沖田は零の首から竹刀を退け
代わりに手を差し伸べた。


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