純愛恋桜

「いえいえ、こちらこそ
またやりましょうね!」

そう言った沖田の言葉に少し切なくなる
「また」なんてあるのだろうか?


そう思っていると
試合を終えた二人のもとに皆が集まってきていた。

はじめに声を掛けてきたのは土方だ
鬼の形相で沖田に詰め寄る

「おいっ!総司
てめぇ、途中から本気出してんじゃねぇか!」

「やだなぁ、土方さんってば
あんな面白い腕の人 相手に手加減なんてできるわけないじゃないですかぁ」


ヘラヘラと笑う沖田に土方の血管が切れそうな勢いだ


そんな二人をよそに、他の皆は零に押し寄せていた。
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