純愛恋桜

「とし・・・」

土方の言葉に近藤は複雑そうな顔をする

未来から来たという妙な女子
敵か味方も判別がつかない状態で、ここまで強いとなると


零の存在は危険な存在でもあるということ

皆は土方の言葉で
そのことを再び思い出すかのように、神妙な顔をする

そんな幹部たちの様子に、平隊士は何が何だかわからない様子でざわめいている中

また一人の男がヘラヘラとした笑みを浮かべながら言う。



「だったら、誰かの小姓にでもして
期限まで監視すればいいじゃないですか。」


「総司!お前何言ってやがるっ!!
んなこと言って、情報が漏れたらどうすんだ」
< 58 / 65 >

この作品をシェア

pagetop