純愛恋桜
放り入れられた部屋は
ぐしゃぐしゃに丸められた紙くずや、大量の書類で埋め尽くされるほど散らかっていた
「・・・・汚い。」
「あ?」
そう一言呟いた零は、土方のことをガン無視して動き出した。
スパーーーーーーン
零は粋酔よく戸を開ける。
「まずは換気です!
こんな煙たい部屋なんかにいたら
土方さんみたいになっちゃうので嫌です!」
ガサガサガサ・・・
「この辺の紙類もとりあえず一箇所にまとめましょう!
こんなんじゃ寝ることは愚か、座ることもできないですよ。」
「おい、ちょ・・・!」
零が書類や本をまとめていると、土方が焦ったような声をあげた。