純愛恋桜
狼に拾われました
「「痛っっ!!」」
二人は真っ暗な視界の中
突然体に鈍い痛みが走った。
千秋が恐る恐る目を開けると
辺は闇に包まれてはいたが
明らかにさっきまで居た倉庫とは違う場所だとわかった。
(ここどこなの?・・・怖い)
自分がどこにいるのか
一体何が起こっているのか・・・
千秋の脳は混乱で頭がいっぱいになっていた
「ちゃ・・・ 秋ちゃ・・・ん?」
そんな中微かだけれど大切な親友の声が聞こえた。
「零!
大丈夫!?怪我はない!?」
手探りで零を探しあて
千秋は倒れて居るであろう零を抱き抱える。
「ふふっ」
「何笑ってんのよ!・・・ばか。」
この時の千秋はいつものポーカーフェイスが崩れて
凄く必死な顔をしているのだろう
と零は少し可笑しくなって笑った。