狂気の王と永遠の愛(接吻)を 【第一部 センスイ編収録版】
おやつ選び
「姫様、どれでもお好きなものをお好きなだけどうぞっ」
「うんっ!じゃあね、アップルパイを4つと…ここからここまでのリーフパイと……」
「ふふっ…アオイ一人で4つも食べられるかな?」
先程の彼とは打って変わって、愛に満ち溢れた穏やかな顔のキュリオが近づいてきた。
「おはようございますお父様」
「おはようアオイ」
「皆で食べようと思って…お父様とミキ、シュウに私…」
アオイは指折り数え、箱詰めにしてもらったリーフパイの枚数も丁寧に調整しようと覗き込んでいる。
「あ、それとね…紅茶のクッキーとバラのチョコレートも4つずつお願いっ」
「かしこまりましたっ!」
きゃあきゃあと美しく並んだジルお手製スイーツに声を上げるアオイと侍女。
「お父様っ食べたいお菓子はありませんか?」
瞳を輝かせてスイーツの盛られたテーブルを眺めてまわるアオイにキュリオが薄く微笑んだ。
「…私はアオイが選んでくれた物だけでいい。箱に入りきらないのであれば…後で届けさせようか?」
普段、甘いものを好んで口にしないキュリオも愛しいアオイに差し出されたら残さず食す…を貫いている。
「うんっ!じゃあね、アップルパイを4つと…ここからここまでのリーフパイと……」
「ふふっ…アオイ一人で4つも食べられるかな?」
先程の彼とは打って変わって、愛に満ち溢れた穏やかな顔のキュリオが近づいてきた。
「おはようございますお父様」
「おはようアオイ」
「皆で食べようと思って…お父様とミキ、シュウに私…」
アオイは指折り数え、箱詰めにしてもらったリーフパイの枚数も丁寧に調整しようと覗き込んでいる。
「あ、それとね…紅茶のクッキーとバラのチョコレートも4つずつお願いっ」
「かしこまりましたっ!」
きゃあきゃあと美しく並んだジルお手製スイーツに声を上げるアオイと侍女。
「お父様っ食べたいお菓子はありませんか?」
瞳を輝かせてスイーツの盛られたテーブルを眺めてまわるアオイにキュリオが薄く微笑んだ。
「…私はアオイが選んでくれた物だけでいい。箱に入りきらないのであれば…後で届けさせようか?」
普段、甘いものを好んで口にしないキュリオも愛しいアオイに差し出されたら残さず食す…を貫いている。