狂気の王と永遠の愛(接吻)を 【第一部 センスイ編収録版】
偶然?必然?の乗り合わせ
それから出発式なるものが開かれ、到着した大きめの馬車へ次々に乗り込む生徒たち。
アオイはミキとシュウに挟まれ最後尾の馬車を目指して歩いていた。
「はいここまで~なんて区切られてバラバラになったら嫌だもんね~!到着が少しくらい遅くたってやっぱ三人一緒がいいよね!」
そう言って振り返ったミキにアオイとシュウは笑顔でうなずく。
「私おやついっぱい持ってきちゃった。ミキとシュウ、アラン先生と私の…」
「アラン?なんでアランの分まで…」
不服そうなシュウが唇を尖らせていると…
「おや…アオイさんたちもこの馬車へ?」
「…?」
真後ろで声がして、名を呼ばれたアオイが振り向いた。
「アラン先生…」
「なんでここにいんだよ…」
「でたっ!!絶滅危惧種のイケメン教師っ!!!」
それぞれが多様な反応を見せていると柔らかく微笑んだアラン。
「偶然ですね…教師は前後に分かれて乗り合わせる事になっておりましたので、私は最後尾のほうへまわってみたのですが…」
『違うねっ!アラン先生は絶対アオイを追いかけてきたんだと思う!!!ね?シュウもそう思わな…』
ニヤニヤが止まらないミキは肘でアオイを小突くが、急に黙り込んでしまった。
『どうしたの?ミキ…』
アオイはミキとシュウに挟まれ最後尾の馬車を目指して歩いていた。
「はいここまで~なんて区切られてバラバラになったら嫌だもんね~!到着が少しくらい遅くたってやっぱ三人一緒がいいよね!」
そう言って振り返ったミキにアオイとシュウは笑顔でうなずく。
「私おやついっぱい持ってきちゃった。ミキとシュウ、アラン先生と私の…」
「アラン?なんでアランの分まで…」
不服そうなシュウが唇を尖らせていると…
「おや…アオイさんたちもこの馬車へ?」
「…?」
真後ろで声がして、名を呼ばれたアオイが振り向いた。
「アラン先生…」
「なんでここにいんだよ…」
「でたっ!!絶滅危惧種のイケメン教師っ!!!」
それぞれが多様な反応を見せていると柔らかく微笑んだアラン。
「偶然ですね…教師は前後に分かれて乗り合わせる事になっておりましたので、私は最後尾のほうへまわってみたのですが…」
『違うねっ!アラン先生は絶対アオイを追いかけてきたんだと思う!!!ね?シュウもそう思わな…』
ニヤニヤが止まらないミキは肘でアオイを小突くが、急に黙り込んでしまった。
『どうしたの?ミキ…』