狂気の王と永遠の愛(接吻)を 【第一部 センスイ編収録版】
現れたのは…
「はーい」
ガラガラと心地良い扉の奏でる音に、"和室"特有の風情を感じたアオイは静かに耳を傾け聞き入っている。
(学園の茶道室で聞き慣れているはずなのに…とても懐かしい気がする)
「あれー!?何その格好!!」
「へへっいいだろー!」
(この声…)
「シュウ?」
ミキの後ろから顔を覗かせたアオイにシュウの笑顔が輝いた。
「よっ!アオイ!!」
「わぁ…っ!すごく素敵な着物」
「だろ?…見直したか?浴衣(ゆかた)っていうらしいぜ!」
「うんうんっ!とってもカッコイイ!」
両袖をその先の指で押さえ、袂(たもと)を広げて見せる彼にアオイは賞賛の拍手を送る。
「お前らの部屋にも置いてあるはずだぜっ!着替えて遊びにいかねぇか?」
シュウのキラキラした瞳に誘われ、胸を弾ませるアオイたち。
「アオイ!うちらもちょっと来てみようよ!」
「うんっ!賛成っ!!」
「女子の部屋って結構広いんだな…俺も入っていいか?」
「いいわけないでしょ!!」
鋭い突っ込みをいれられ、ぐいぐいと廊下に押しやられるシュウ。
そして…何の気なしに履物を脱ごうとした彼の足元を見ると…
ガラガラと心地良い扉の奏でる音に、"和室"特有の風情を感じたアオイは静かに耳を傾け聞き入っている。
(学園の茶道室で聞き慣れているはずなのに…とても懐かしい気がする)
「あれー!?何その格好!!」
「へへっいいだろー!」
(この声…)
「シュウ?」
ミキの後ろから顔を覗かせたアオイにシュウの笑顔が輝いた。
「よっ!アオイ!!」
「わぁ…っ!すごく素敵な着物」
「だろ?…見直したか?浴衣(ゆかた)っていうらしいぜ!」
「うんうんっ!とってもカッコイイ!」
両袖をその先の指で押さえ、袂(たもと)を広げて見せる彼にアオイは賞賛の拍手を送る。
「お前らの部屋にも置いてあるはずだぜっ!着替えて遊びにいかねぇか?」
シュウのキラキラした瞳に誘われ、胸を弾ませるアオイたち。
「アオイ!うちらもちょっと来てみようよ!」
「うんっ!賛成っ!!」
「女子の部屋って結構広いんだな…俺も入っていいか?」
「いいわけないでしょ!!」
鋭い突っ込みをいれられ、ぐいぐいと廊下に押しやられるシュウ。
そして…何の気なしに履物を脱ごうとした彼の足元を見ると…