狂気の王と永遠の愛(接吻)を 【第一部 センスイ編収録版】
やっぱり…
そして庭をひとまわりしたあと…
丁寧に名前の書かれた札を前に腰を下ろしたアオイたち。
アオイの隣りはもちろんミキで、彼女の前にシュウが座っている。必然的にアオイの前には誰も座っていないのだが、札が見当たらない。
「…ここって空席?じゃないよね…?」
アオイが疑問に思うのも無理はない。
すでに膳が容易されており、明らかに誰かの分であることは間違いない。
「アラン先生じゃないの?」
さらりと言ってのけるミキにシュウが露骨に嫌な顔をする。
「げっ!またアランかよ…」
「シュウ…アオイ取られそうだからってアラン先生に当たんないでよ?」
「…ばっ…!!」
顔を真っ赤にさせてミキに反論しようとしたシュウの上から案の定…
「…相変わらず口の減らない生徒だね君たちは…」
「でたぁーっ!!アラン先生!!」
ガッツポーズをとったミキは羨む生徒たちに勝ち誇るように高笑いをしている。
丁寧に名前の書かれた札を前に腰を下ろしたアオイたち。
アオイの隣りはもちろんミキで、彼女の前にシュウが座っている。必然的にアオイの前には誰も座っていないのだが、札が見当たらない。
「…ここって空席?じゃないよね…?」
アオイが疑問に思うのも無理はない。
すでに膳が容易されており、明らかに誰かの分であることは間違いない。
「アラン先生じゃないの?」
さらりと言ってのけるミキにシュウが露骨に嫌な顔をする。
「げっ!またアランかよ…」
「シュウ…アオイ取られそうだからってアラン先生に当たんないでよ?」
「…ばっ…!!」
顔を真っ赤にさせてミキに反論しようとしたシュウの上から案の定…
「…相変わらず口の減らない生徒だね君たちは…」
「でたぁーっ!!アラン先生!!」
ガッツポーズをとったミキは羨む生徒たちに勝ち誇るように高笑いをしている。