狂気の王と永遠の愛(接吻)を 【第一部 センスイ編収録版】
ヴァンパイアの王・ティーダ
「ちょっと…まさかうちらの担任がよりにもよってキュリオ様役なの!?」
「ぎゃははっ!まじうける!!」
「ってことは…アラン先生がヴァンパイア?」
「黒髪も素敵ーっ!!」
いつの間にか脱ぎ捨てられたアランの浴衣が目の前に広がっており、前方にいる彼は黒髪のウィッグに漆黒のマントを身に着けていた。
「アラン先生…」
沸き立つような美貌に漆黒で身をかためたキュリオにはまた別の魅力があり、堂々としたその出で立ちからは王の風格がにじみ出ている。
「うっは!イケメンは何やってもイケメンだね!!あんなヴァンパイアだったら吸血されても許せる!」
「ミキったら…」
先程まであんなに嫌がっていた彼女に苦笑するアオイ。
すると…
「貴様の狙いはなんだ!!言ってみろ!ティーダ!!!」
高らかに声を上げた担任にどっと笑いが起こる。
そしてその手には"神剣"に似せた小さなナイフが握られていた。
「ティーダって…現ヴァンパイアの王の名前だったか?」
「う、うん…ったしかそう…」
シュウの言葉にアオイは飲み物を吐き出しそうになるのをじっとこらえるのが精いっぱいだった。
「ぎゃははっ!まじうける!!」
「ってことは…アラン先生がヴァンパイア?」
「黒髪も素敵ーっ!!」
いつの間にか脱ぎ捨てられたアランの浴衣が目の前に広がっており、前方にいる彼は黒髪のウィッグに漆黒のマントを身に着けていた。
「アラン先生…」
沸き立つような美貌に漆黒で身をかためたキュリオにはまた別の魅力があり、堂々としたその出で立ちからは王の風格がにじみ出ている。
「うっは!イケメンは何やってもイケメンだね!!あんなヴァンパイアだったら吸血されても許せる!」
「ミキったら…」
先程まであんなに嫌がっていた彼女に苦笑するアオイ。
すると…
「貴様の狙いはなんだ!!言ってみろ!ティーダ!!!」
高らかに声を上げた担任にどっと笑いが起こる。
そしてその手には"神剣"に似せた小さなナイフが握られていた。
「ティーダって…現ヴァンパイアの王の名前だったか?」
「う、うん…ったしかそう…」
シュウの言葉にアオイは飲み物を吐き出しそうになるのをじっとこらえるのが精いっぱいだった。