狂気の王と永遠の愛(接吻)を 【第一部 センスイ編収録版】
キュリオが語る真実
返事を待たずに行動にでたキュリオ。
グラスとカップを置いた彼は立ち上がり、ウィッグとマントを外すと…まとめ上げられていた銀の長い髪がさらさらと肩を流れ…
「…私たちにとって不都合な記憶は何度も消したつもりだが…」
「…なん、ど…も?」
「…消されているのは生徒たちの記憶だけではない…」
「…それってどういう…」
近づいてくるキュリオはシャツのボタンをはずしながら身をかがめてくる。
シャツの合間から顔を覗かせたキュリオの上半身はとても美しく、細身のわりに適度に筋肉のついたその体には何とも言えない色香が漂っていた。
「…お前を独占出来ない学園生活は私にとって耐えがたい苦痛を伴うものだ…」
「ま、まさか…」
予想していなかった彼の言葉にアオイの背筋を冷たい汗が流れてく。
「…そう…不都合な記憶を消されている点では…お前が一番多いかもしれないね」
グラスとカップを置いた彼は立ち上がり、ウィッグとマントを外すと…まとめ上げられていた銀の長い髪がさらさらと肩を流れ…
「…私たちにとって不都合な記憶は何度も消したつもりだが…」
「…なん、ど…も?」
「…消されているのは生徒たちの記憶だけではない…」
「…それってどういう…」
近づいてくるキュリオはシャツのボタンをはずしながら身をかがめてくる。
シャツの合間から顔を覗かせたキュリオの上半身はとても美しく、細身のわりに適度に筋肉のついたその体には何とも言えない色香が漂っていた。
「…お前を独占出来ない学園生活は私にとって耐えがたい苦痛を伴うものだ…」
「ま、まさか…」
予想していなかった彼の言葉にアオイの背筋を冷たい汗が流れてく。
「…そう…不都合な記憶を消されている点では…お前が一番多いかもしれないね」