狂気の王と永遠の愛(接吻)を 【第一部 センスイ編収録版】
もうひとつの攻防Ⅰ
その頃、ミキやシュウの身を寄せる旅館では…
―――ドンドンッ!!!
「ちょっと貴方たち!このドアをあけなさい!!」
「ちょ…っ…ちょっとトモミ先生…」
周りの目を気にしながらアケミがトモミの袖を控えめに引いた。
「なんですの!?アケミ先生!!別にアラン先生を探してるわけではありませんわ!!アオイさんが戻ってるかどうか確認するだけですっ!!!」
「で、でも消灯後にこんなところで大声上げるなんて…」
「そうですよぉ!第一アオイさんの担任でも副担任でもない私たちがこんなところにいるなんてそれこそ問題ですってばぁ!!」
「先生たち何やってんスか…?」
トモミの声に集まりはじめた生徒たちが不思議そうに首を傾げながら顔を見合わせている。
「ほぉら~!!もう先に部屋に戻りますからねぇっ!!!」
結局大好きな酒にありつくことも出来なかったミハルはうんざりした様子で歩き始めた。
「待って!ミハル先生~!置いて行かないでぇ!!」
アランやアオイがどうなったかよりも身の安全を選んだミハルとアケミはそそくさと姿を消していく。
そして二人の足音が遠ざかると…
―――ドンドンッ!!!
「ちょっと貴方たち!このドアをあけなさい!!」
「ちょ…っ…ちょっとトモミ先生…」
周りの目を気にしながらアケミがトモミの袖を控えめに引いた。
「なんですの!?アケミ先生!!別にアラン先生を探してるわけではありませんわ!!アオイさんが戻ってるかどうか確認するだけですっ!!!」
「で、でも消灯後にこんなところで大声上げるなんて…」
「そうですよぉ!第一アオイさんの担任でも副担任でもない私たちがこんなところにいるなんてそれこそ問題ですってばぁ!!」
「先生たち何やってんスか…?」
トモミの声に集まりはじめた生徒たちが不思議そうに首を傾げながら顔を見合わせている。
「ほぉら~!!もう先に部屋に戻りますからねぇっ!!!」
結局大好きな酒にありつくことも出来なかったミハルはうんざりした様子で歩き始めた。
「待って!ミハル先生~!置いて行かないでぇ!!」
アランやアオイがどうなったかよりも身の安全を選んだミハルとアケミはそそくさと姿を消していく。
そして二人の足音が遠ざかると…