蒼い灯火










サッカーのピッチはとても広い。



走れば走るほど、芝の緑と青い空が目の前に広がっていて…それはとてつもなく綺麗だ。







天気が悪い日も、たまになら良いなと思う。


雨は嫌だけれど、全てがびしょ濡れになってくると、どうでも良くなってきて清々しい気持ちにすらなる。








広いピッチの中では10人の仲間がいて、11人の敵がいる。

その中で俺の役割があり、必要とされて、俺が貢献できる場所がある。







狭いピッチじゃ物足りない。

走り出せば、どこまでも広がるような広いピッチが俺の居るべき場所なんだと思えた。












< 4 / 73 >

この作品をシェア

pagetop