気まぐれ男子とクール女子
気まぐれ男子のゲーム

気まぐれ男子、ゲーム開始

「大輔ー!今日一緒にあーそぼっ!」

女の声

「ざーんねん、先客ありなんだなー」

俺の声

「えー!?彼女の私より大事なの〜!?」

「んー?大事、大事〜」

半ば適当に返す俺。

「なんでー!彼女の私優先だよ!その先客、取り消してきて!」


………


「なんで?」

冷たくいう俺に、女は一瞬怯んだが、また持ち直す。

「彼女なんだもん!そうだよね?私、大輔の彼女だよね?」


「……なにそれ?俺、1度も彼女なんて思ったことないけど」



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