君を想えば...
「でさー…」
今日は日曜日。

親友の麻子と街へ買い物に―

「梨絵ー?どした?」
私の顔を心配そうに覗く。


「…ううん!何でもない!何か喉渇かない?どっか入ろ♪」
不思議そうな顔をしてる彼女の背中を押し、その場を離れた。


私が目にしたのは...
交差点の前で悲しそうに空を見上げる男の人―





そう、それが君との...
侑との出逢いだった。
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