無敵な生徒会長さん!
私は、読みかけの本を出し読むことにした

この本の題名は、空色の世界

まあ、いい題名だよね

内容は、ずっと家に監禁されていた孤独少女がある日、やっと家を出た。が……

そこには、少女の知らない世界があった

ジリジリしたゴミのように多い人間達

車や工事の耳障りな雑音

焼けるように暑い太陽

何もかもが初めて見る世界だった

それは、まるで灰色の世界のよう

少女には、行く宛がなかった

そんな時!

少女に優しく手を差しのべたのは、1人の同い年位の少年だった

彼もまた、少女のように寂しい目をしていた

そして、少女は少年と一緒に暮らすことになった

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