無敵な生徒会長さん!

零「許せなかった…憎かった、悔しかった。
父親も、その妻も、愛人だった実の母親も…」

「零…」

零「母さんは、俺が邪魔だったから毎月金を払ってでも父親のとこにやったんだって…そう思った…父親も、俺なんてゴミとしか思ってない。俺には、居場所がないと思った。だから、その家を出て、俺は一人暮らしをするようになった。そして、俺は決意した…強くなってやるって!父親を追い込める強さ、実の母親を責めることのできる強さ、全部ぶち壊せる強さを!」

「零。それは、本当に強さだと思う?」

零「え?」

「あなたは、優しい」

零「なっ!そんなことっ!」

「なんで?優しいって嫌なこと?」

零「…強さに優しさは邪魔だ…」

「そう?私は、優しさも強さだと思う。だって、あなたはあの時、女の人と私を助けてくれた時、最高にかっこよかったもの」
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