ルビー〜ending storry〜
はぁはぁと、乱れた息を整える。
大声で叫んだので、少々喉が痛くなってしまった。
だって、実際そうなのだ。
こいつには恨んでも恨みきれないほどの憎悪があるのけれど、こいつがいなくては、私は目的を果たせなくなる。
私は死ぬことができなくなってしまう。
この永遠の命などー退屈すぎて生き地獄のようだ。
早くこの生を終わらせたい。
幼い頃に、大いなる力手に入れたせいで、私の身体は最早普通の人間ではなくなってしまった。
この生を終わらせるためだけに私は、生きてきたのだ。
「貴女の身体に在る、強大な力を貴女の身体から離し、貴女を人間に戻すために、私のお遊びにお付き合い下さいね」
「せいぜい、付き合わせてもらうわ。
貴方の遊び、''正義ごっこ''をね」

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