薫子様、一大事でございます!

無意識に止めていた息を一気に吐き出す。


出来れば避けたかったけれど、仕事となればそうも言っていられない。


やるしかない。
覚悟を決めたのだった。


「とりあえずはお試しということで。麻紀ちゃんのサポートについてもらおう」

「はい」

「麻紀ちゃん、頼んだよ」


店長が立ち去ると、麻紀さんも「よろしくね」と笑った。





< 403 / 531 >

この作品をシェア

pagetop