薫子様、一大事でございます!

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「麻紀さん、あんなこと言ってよかったんですか?」


エリートになって出直せなんて。

麻紀さんを好きで好きで、仕方なくしてしまった行為かもしれないけれど、麻紀さんだって怖い思いをしたはずなのに。


「大丈夫よ。人は悪くなさそうだし。もしかして本当にエリートになるかもしれないじゃない」

「それじゃ、エリートになって麻紀さんの前に現れたら」

「付き合ってあげてもいいわ。ただし、相当ハイレベルのエリートじゃないと受け付けないけどね」


麻紀さんはニッコリ笑って帰って行ったのだった。


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