弟、時々恋、のち狼
「両方甘いとキツイからさ……」
あ~、そうだよねぇ。
と納得して、話題は、食べ物の組み合わせのことに変わった。
アンパンには牛乳。
でも緑茶もアリだよね。
なんて言いながら、アタシは、チョコクロワッサンを頬張った。
甘すぎるほどのパンに、烏龍茶がすっきりとしてちょうどいい。
ラッラ、どうしたんだろう。
そんな心配に、ふと、さっき見たロウの横顔が重なった。
……ロウも……大丈夫なのかな。
どことなく、顔色がくすんで見えた。
「あのさ、今日の部活見学、アタシ行くのやめとく。
用事、思い出しちゃった」
きょとんとするみんなに心苦しさを覚えながら、アタシは、自分の放課後に覚悟を決めた。
アタシは……謎を解きに行くんだ。
あ~、そうだよねぇ。
と納得して、話題は、食べ物の組み合わせのことに変わった。
アンパンには牛乳。
でも緑茶もアリだよね。
なんて言いながら、アタシは、チョコクロワッサンを頬張った。
甘すぎるほどのパンに、烏龍茶がすっきりとしてちょうどいい。
ラッラ、どうしたんだろう。
そんな心配に、ふと、さっき見たロウの横顔が重なった。
……ロウも……大丈夫なのかな。
どことなく、顔色がくすんで見えた。
「あのさ、今日の部活見学、アタシ行くのやめとく。
用事、思い出しちゃった」
きょとんとするみんなに心苦しさを覚えながら、アタシは、自分の放課後に覚悟を決めた。
アタシは……謎を解きに行くんだ。