先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~



「んー?」



「お、怒って…いるんですか…?」



「…………」



この部室に来てからの会話とか、目を見てくれないところからみて、あまり機嫌がいい方ではないのは一目瞭然である。   





「あ、あの、せんぱ───きゃっ!」


話しかけた瞬間にフッと視界が陰り、温もりと優しくほのかな甘い匂いに包まれる。




「せ、せんぱ…あ、の…っ/////」



「…狡いんじゃない?そーゆうの」



「ど、どういう…?」


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