先輩と私～ピュア系一途×爽やか系おおかみ～

先輩は首を縦に振り、人差し指を立てて肯定を示した。



「あ、はいっ。これ今日のお菓子ね。それで、俺らの学校は毎年10月の前半に行くことになってるんだよ」




「す、すみません！ありがとうございます…それで、どこに行くんですか？」




「うちは毎年沖縄に行くことになってるんだ。ま、定番だよねぇ」




「沖縄…ですか」




「穂和ちゃんは行ったことある？」




「いえ…！私はないですっ。…先輩はあるんですか？」




「俺？んー……すっごい小さい時に行ったと思うんだけど、記憶が全くないんだよね～」




「私も小さい時の記憶にはあんまり自信ないです…一度は行ってみたいですね…！」




「じゃあ穂和ちゃんも行く？」