先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~
「…へっ!?」
思いもしなかった返答に、ソファーの上で跳ねた私を見て、ケラケラと先輩は笑う。
「冗談じょーだんっ!…あれ?もしかして、少し期待した?」
「……………//////」
期待してしまった、なんて…いえないっ!!
「ふはっ!!してたんかいっ!!あははっ!」
「////////」
口にせずとも表情に出て、結局バレてしまい、更に先輩に笑われ、今にも逃げ出したい気持ちだったが、そんな私の心を読みとったかのように先輩は私の腕を引いた。
「おいで」
「ひゃっ!」
ポスンと先輩の腕の中に収まり、何も言われずに暫く頭をポンポンされていると、ふいに先輩が呟いた。
「今度必ず、一緒に行こうな」
「………っ、は…い………///」