先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~
「…え……」
「あぁ?てめぇ誰だ─ぐはぁっ!!」
「きゃーっ!!!!」
「ちょ、どおゆうことなの!?」
「なっ、何であなたがここにっ…!!!!」
「その質問、そっくりそのまま返すよ。
──何でてめぇらがここにいんだよ」
「「「──っ!!」」」
目の前の光景に、頭が追いつかない。
男の手が私に伸びてきた、その瞬間に、けたたましい音を立てて扉が開き、入ってきた人物…。
「ほ、本当に…せん…ぱい……なの…っ?」
そう問いかけると、目の前の彼は、にこっと笑った。
その笑顔を見て、先輩が戻ってきたのだと安心した…。
「ただいま、穂和ちゃん」