先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~







「…………」






言えない…。


先輩に、迷惑なんて…かけたくない…。





その思いから、何も言えずに黙り込んでいると、




「…まあ、何を考えてるかは大体分かるんだけどね」




そう言い、少しの間をおき、ぽつりぽつりと話をしだした。





「…俺、実はね…───」





< 168 / 184 >

この作品をシェア

pagetop