先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~


教室の喧騒と自分の思考を振り切るように席を立ち、いつも昼食をとっている中庭へと移動するべく、教室のドアに向かう。






…はずだった。






─ガラッ



「失礼しまーす。あのー、このクラスに橘さんっていう人はー…」










「…え……?」




突然のことに、動き出していた足がピタッと止まる。



       
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