先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~
─ガチャッ!
「中島くん!」
「おー!久しぶりー!おおっ、春希(ハルキ)もだいぶ大きくなったな~」
彼の視線の先は私の背中で眠る小さな温もり。
2年前に生まれた私と先輩の子供だ。
「しっかし久々だなー!高校卒業以来…?」
「うん!中島くんは県外の大学に行ったんだよね?」
中島くんは文化祭の時に仲良くなった唯一の男友達。(ミーティングのときのリーダー的存在だった人!)
学園祭以降も度々話し、高校卒業後も交流を続けている。
「あのさ、これ。おさがりで悪いけど、俺んちの。よかったら使ってくれってさ」
「わぁ!こんなにいっぱい…」