先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~



─ガラガラッ




「お待たせー。今日のお菓子はラングドシャだよ」



「ら、らんぐどしゃ…ですか…?」



二人分のティーカップを持ってテーブルまで移動し、聞き慣れないその言葉をオウム返しをしつつカップを置いた。





「そ、ラングドシャ。多分見ればわかるよ」



そう言って先輩は手に持っていた紙袋から白い正方形の缶を取り出す。





「あ、先輩っ!これならわかります!」



「でしょ?商品見せると結構理解早いよね」




成る程。


ラングドシャっていうのは、北海道の某有名お菓子のことだったんだ…。

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