先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~



「……………へ……へぇっ!?」


考えもしなかった先輩の行動に、カッと顔が紅潮する。




何と、先輩はあろうことか私のブレザーをめくり、ワイシャツのお腹あたりをまじまじと見てきたのだ。





そして一言。



「…やっぱり、折ってないんだね」


「…お、おる……?」





もしかして…スカートのこと!?





確かに、私は入学してから一度もスカートを折ったことがない。


うちは別に校則が厳しいとかではないから、結構みんな折ってるけど、私はというと、中学のときもそうだったことから、中々折る勇気がでずにいた。



「あ、あの…それがどうかしましたか…?」


「んー…ちょっと我慢して」


「はいっ…!?」



─グイッ!



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