先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~


「お待たせ~…って、あれ?もしかして、ずっと立ってたの?」



「…へ?─あ!!い、いえっ、これは、そのっ」



しまった…!


悶々と考えすぎて座るのを忘れてたいたようだ。



早速やらかしたと反省していると、先輩はおもむろに、手に持っていたジュースの入ったグラスやらお菓子やらを乗せたお盆を部屋の真ん中にあるミニテーブルに置き、一言。





「…緊張、してる?」



「!!」




以前にもこんなことがあったような…。



どうやら先輩は人の心理を読むのに長けているようだ。



ただ単純に自分が分かりやすいだけなのかもしれないが。

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