先輩と私~ピュア系一途×爽やか系おおかみ~
ブレーキ全開─先輩said─
なんか結構強引に奪っちゃったなぁ、なんて、唇を重ねながら思考する。
目の前の彼女はそれまで真っ赤だった顔を更に赤くさせ、制服のスカートをギュッと握りしめ、眉をへの字に曲げて唇への初めての感触やら刺激やらに耐えている。
「んっ…ふぅ……んむっ…」
普段の純真無垢な彼女からは想像できない…………いや、想像したことあるけど。
─ゲフンゲフン。まあ、その想像というか妄想を遥かに越える色気に当てられるのは言わずもがな。
衝動のままに唇を貪る。
「ぅんんっ…んっ…んうっ…ふぅ…!!」
ファーストキスで舌入れるのは流石に…とようやく罪悪感を思い出し、なけなしの理性をなんとか起動させ彼女から離れた。