キスからスキを伝えるよ【完】




こ、紺野君今、なんて…





「す、好き?私を?」


「うん」





どうやら聞き間違いではなかったようだ。
一気に顔が熱くなる。
体中の熱が顔に上がっていくのがわかる。



多分!私の顔は真っ赤だ。
見られたくなくて俯こうとする。
が、紺野君の指が私の顎をあげてそれを許してくれない。





少しずつ、少しずつ、紺野君の顔が近づいてくる。
キスされる…!!

逃げないと…。
そう、思うのに体が動かない。


あぁ、紺野君に掴まれてるから動けないのは当たり前か、と妙に冷静になる。



スローモーションのように紺野君の顔が近づいてくる。
もう彼の顔はすぐそこまできてた。




< 16 / 55 >

この作品をシェア

pagetop