虹の橋‐ポッキーの日短編小説‐
あたしはお菓子用のトレーの上にそのポッキーを並べていった。


『11月11日』


と、なるようにポッキーを短く折ったり、くっつけたりしながら並べる。


「よし、これでいいかな?」


最後にポッキー同士をチョコペンでくっつけて、冷蔵庫で冷やして完成だ。


せっかくもらったものだから、使わなきゃ損だもんね。


綺麗にできあがりますように。


そう願いを込めて冷蔵庫にトレーごと入れた。


その作業が終わったのは3時50分。


あたしは慌てて自分の部屋に戻り着替えをした。


服を昨日のうちに決めておいてよかった。
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