虹の橋‐ポッキーの日短編小説‐
本当だよ。


本当に、そう思っているよ。


嵐は何を着てもきっと似合う。


背が高くてちゃんと筋肉もついていて、スタイル抜群なんだもん。


ねぇ、嵐は知っているかな?


嵐って同級生からも下級生からも、もちろん上級生からも。


すごくすごく人気があるんだよ。


部活している嵐の姿を影でこっそり見ている女子生徒たちを、あたしは何度も目撃してきた。


その度にあたしの心はモヤモヤムカムカして、気が付けばその女子生徒の事を睨んでいたりする。


そこでハッと気が付くんだ。


あの子はなにも悪い事なんてしていない。


嵐の彼女はあたしなんだから、もっと堂々としていればいいんだって。
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