虹の橋‐ポッキーの日短編小説‐
誕生日キス
「ケーキもあるんだ! ちょっと待っててね!」


そう言い、あたしはすぐにキッチンへと向かった。


ちゃんと固まっているかな?


そう思いながら冷蔵庫を開ける。


『11月11日』


とポッキーで作った文字。


手に持ってみると崩れることなく、ちゃんと固まっている事がわかった。


「よし! 大成功!」


小さくガッツポーズをして、トレーごと取り出す。


冷蔵庫の奥に入れておいた小さなケーキと一緒に、部屋へと持ってあがった。
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