虹の橋‐ポッキーの日短編小説‐
想像以上に冷たい嵐の唇。


だけどそれは柔らかくて、確かにそこに存在している。


あたしは流されるように目を閉じた。


嵐の首に自分の腕を回し、何度も角度を変えながらキスをする。


嵐……。


嵐、嵐、嵐、嵐!!


あたしの頭の中は嵐で一杯で。


こんなに好きな事を嵐はちゃんと気づいているのかな?


って、少し不安になって。


重ねられた唇からは嵐の優しさを感じることができて。


少しだけ、涙がでた。
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