虹の橋‐ポッキーの日短編小説‐
一人で呟きながらスキップするように歩いて行く。


今日はまだクリスマスではない。


そんなことわかってる。


でも、クリスマス以上に楽しい気持ちでいっぱいになっていた。


次にあたしが向かったのは雑貨屋さんだった。


お店に入ってすぐに置かれている女の子向けの雑貨に、思わず目を奪われる。


可愛い猫のキャラクターの時計。


チェック柄の小物入れ。


蛍光灯の光で輝くネックレス。


「わぁ……!」


足を止め、その光景に心がトンッと跳ねるのを感じる。
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