クローバーリアルライフ
私の頭をぽんぽんってして、奈月はいまだにお説教をしている秋音ちゃんと、今にもひからびそうな顔をしている、ハル君に声をかける。
「おい。もういくぞ。時間、無いんじゃないか?」
「そうね~仕方ない。行くわよハル!」
「分かってるけど、なんで命令口調なんだよ!」
「うるさい。」
「スミマセンデシタ」
秋音ちゃんとハル君は、仲良く(?)歩いていく。
唖然と二人の会話を聞いていたら、奈月が手を差しのべてくる。
「うーんと?」
「.....俺達もいくぞ。」
一瞬、理解が追い付かなかったけど、納得。
「うん!」
って笑顔で手をとる。