クローバーリアルライフ

いつも一緒に登校してるけど、手を繋ぐのは久しぶり。
なんか、すっかり男の人の手になっているように感じる。
幼馴染みの奈月だから、手とか繋げるんだろうな....
とか考えながらあっという間に校門の前。
女の子達が一斉にハル君と奈月めがけて走ってくる。
「いつもごめんな。またな」
「ゴメンね~俺らいっつも迷惑かけて...」
ハル君と奈月が謝ってくれる。
「いっつも大変なのはハル君も奈月もだし、全然良いよ!また放課に会おうね」
「二人が大変なの、あたし達は知ってるから、気にしなくていいわよ。またあとでね」
返事をしたあと私達は教室へと足を急ぐ。
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