~*恋涙*~

「帰ろうか。」


私は手に鞄を持ち、優斗と校門に向かった。

『どうかした?』


「えっ?」


帰り道、優斗は私の顔を覗いた。


「ぅ...ん」


私は優斗に妊娠を告げようと決めた。


「私ね、妊娠...してるんだ」


私が優斗に告げた途端、雨が降り始めた。


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