ただ、愛したい
本当は、これが望んでいた関係なんかじゃない。
戻れるものなら、昔のように笑いあって過ごすような日々に戻りたい。
でも、それは今の私たちにとっては不可能なことになっている。
ただ、こうしてベットの上で寝ることしかできなくなっている。
だから
私はこんなことしかできない自分が、
憎くて
憎くて
しょうがない。
本当は、
私をこんな風にした裕弥のことも、嫌いにならなきゃいけないはずなのに
『………裕弥。
愛してる。』
そう言って私は、今日も君を求める。