大好き以上になった場合
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教室に戻るとエミが入口に立っていた。
「芽衣、ミサから聞いたよ。あんた、ミサが好きだって事知ってたのに、なんで裏切ったの?」
「……最初から裏切ってたのはミサだよ。」
「はぁ?自分の友達を裏切っておいてよくそんな事言えるね。」
「……ホントだもん。」
ミサが私のこと最初から裏切っていた。私が騙されていたんだ。私は悪くない。なのに、なんでどうでもいいエミに怒られなきゃダメなの?
芽衣は下を向いた。
「マジで言ってんの?ねぇ。あんたが和哉先輩とその友達とセックスしている時に、正気に戻したの誰?うちとエミだよ?あんときめっちゃ怖かったんだからね。なのに、恩をアダで返すんだ。」
「別に助けてなんて言ってないし。」
「マジであんた救いようないね。ほんと、最低。もううちらのグループじゃないから外れて。ラインのグループも強制的に外して置いたから。関わらないで。」
「…………。」
エミは教室に入っていった。
そろそろ授業の鐘がなる。芽衣も教室に入った。
すると、クラスメイトの鋭い視線。
あんなに楽しげに話していたクラスが一変し、芽衣が入った瞬間に静かになった。