さっちゃん
おかしなまち
気がつくと

そこは小さな町の中でした。

見わたすと

かわいいおうちやお庭

お店屋さんや学校もありました。



「赤い靴さん、ここはどこなの?」


 ここはね。『オカシナ町』よ。


「オカシナ町?

そんな町、聞いたことないわ。

おかしな名前!」



さっちゃんが首を傾げていると

段々空が暗くなってきました。

「大変!また雨が降りそう!」

雨宿りできるような場所を探していると

突然頭の上に

「コツン」と何かが落ちてきました。



「いたっ。なにか落ちてきたわ。

あら?これは飴玉?」

すると


コツンコツンコツンコツン…


なんと

飴玉が空からたくさん降ってくるのです。




「わあ!この町は雨が降るかわりに

飴が降るのね!」

さっちゃんはうれしくなって

空から降ってくる飴をたくさんとって

ポケットの中につめました。



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