妖怪だらけの飼育部×天然美少女

にっこり笑うけど,私は吃驚していた。

「え!?勇斗先輩!?」
「うん…ってあ~!もしかして…奈央ちゃん!?」
「そうです!お久しぶりです!!」

勇斗先輩は元々好きだった人の弟だ。
先輩からすれば私は妹みたいに可愛がってくれたし,私も先輩の事を実の兄のように慕っていた。

「美人になったねぇ~!美少女?って思った位美人だったから吃驚しちゃったよぉ~!」

今はにこにこしているから機嫌は良いんだけど,機嫌を損ねたり,怒ったりすると笑みが黒くなるんだよね…。

「あ,今何か良からぬ事を思ったでしょぉ~?」
「いや?」
「笑みが黒くなるとか思ってなかったぁ…?」

…鋭いなぁ〜。
私はとりあえず勇斗先輩の隣に座った。
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