妖怪だらけの飼育部×天然美少女

「えっと……俺,依頼をやってみたいです!」

彼は目を輝かせながら,僕に言う。

「ね?彼もやりたいって言ってる事だし良いじゃん」
「……はぁ,分かったよぉ~じゃあ彼の援護も含めてだけど良い~?」
「俺は行けたらそれで良い」
「ん,了解~んじゃあ頑張ってねぇ~!」
「じゃあ二人共,気を付けて行ってらっしゃい」
「はいっ!」
「あぁ」

そして二人は部室から出て行った。

「…心配だなぁ,でも…
彼女の報告をする為だから,仕方ないよね」
「…そうだね~…」

春っちはまだ眠そうだけど彼女の報告と聞いてゆっくりと起き上がる。

「で?彼女はどうだった?」
「ん~?相変わらず元気だったよぉ~ね?春っち」
「……ん?…あぁ……あの子ね,うん…元気だったよ」

春っちはぼんやりしながら答える。
……春っちの事だから気が抜けたら寝るな,これは。

「……ぐぅ……すーすー」

……は?

「……すーすー……」

……嘘,寝ちゃった。

「春っち!起きてよぉー!!」
「はぁ……また寝たのか………」

雅兄が呆れてる!
呆れ過ぎて頭を抱えてるよ!!

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